new! 2022.02.06
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研究テーマ
一夫一妻の社会形態を持つハシブトガラスを対象として社会交渉における受け手側の行動・生理メカニズムの性差に関する研究を進めています。
これまでに，つがい個体を対象とした親和行動（給餌行動・羽繕い行動）の性差，
若年期個体を対象とした優劣関係形成場面での性差について検証してきました。
関心領域：行動生態学，動物心理学，比較行動内分泌学
経歴
■学歴
2018～2021 慶應義塾大学社会学研究科心理学専攻 後期博士課程 単位取得退学
2018 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系 修士課程 修了
修論テーマ「若年期ハシブトガラスにおける頭部形態，社会行動の性差」
2018 Brain & Evolution 2018
German-Japanese Summer School on comparative neuroscience of brain evolution 修了
2016 慶應義塾大学人文社会学科文学部心理学専攻 卒業
卒論テーマ「ハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)におけるつがい個体間給餌に餌の種類と性別が及ぼす影響
■職歴
2021〜 慶應義塾大学 グローバルインスティチュート非常勤研究員
2021 心理学初等実験 非常勤講師（慶應義塾大学）
2021 筑波大学人間総合科学学術院ニューロサイエンス学位プログラム 非常勤研究補佐員（筑波大学）
2020 生物学Ⅰ/Ⅱ TA (慶應義塾大学)
2019 心理学Ⅲ/Ⅳ TA (慶應義塾大学)
2018 ～ 2021 日本学術振興会特別研究員（DC1）
2018 心理統計Ⅰ TA (慶應義塾大学)
2017 教養英語 TA（東京大学）
2016 心理Ⅰ TA（東京大学）
2016 教養英語 TA（東京大学）
■獲得した研究助成金等
2020 慶應義塾大学修学支援奨学金
2019 慶應義塾大学大学院給費奨学金
2018 慶應義塾大学大学院給費奨学金
2018 日本学術振興会特別研究員（DC1）
2017 博士・修士課程学生のための国際研究集会渡航助成（東京大学）
2015 慶應義塾大学給費奨学金
2014 慶應義塾大学給費奨学金
2014 130年三田会記念大学奨学金
論文発表・学会報告
論文（査読あり）
1.Miyazawa, E., Seguchi, A., Takahashi, N., Motai, A., and Izawa, E-I. Different patterns of allogrooming between
same-sex and opposite-sex in non-breeder groups of wild-caught large-billed crows (Corvus macrorhynchos) Ethology 126 195-206
DOI:10.1111/eth.12992
2. 高橋 奈々, 瀬口 瑛子, 伊澤 栄一
ハシブトガラスつがい内の利他行動にみられる非対称性はペアごとに異なる 動物心理学研究 71(1) 27-32
DOI: https://doi.org/10.2502/janip.71.1.2
ポスター発表（査読あり）
1.Takahashi, N. Hasegawa, T. Izawa, EI.
Male-skewed altruism in a pair-bond of life-long monogamous corvids.
31st International Congress of Psychology. パシフィコ横浜 2016年7月
2.Takahashi, N. Hasegawa, T. Izawa, EI.
Males are more senitive to dominants than females in captive juvenile crows.
Behaviour 2017. the Estoril Congress Center 2017年8月
3.Takahashi, N., Izawa, EI.
Altruistic behaviour within pair-bonds is exchanged but skewed to males in captive large-billed crows (Corvus macrorhynchos)
Behaviour 2019 University of Illinois at Chicago 2019年7月
ポスター発表（査読なし）
1. 高橋奈々・伊澤栄一・長谷川寿一
ハシブトガラスにおける顔形態の性差とその発達に伴う明瞭化
日本動物行動学会第35回大会 新潟大学 2016年11月
2. 高橋奈々・伊澤栄一・長谷川寿一
Do sexually-unmatured juvenile crows discriminatively interact between males and females?
日本動物心理学会 第76回大会 北海道大学 2016年11月
3. 高橋奈々・伊澤栄一・長谷川寿一
飼育下ハシブトガラス若鳥の優劣関係形成における服従表出の性差
行動 2017 東京大学 2017年8月
4. 高橋奈々・伊澤栄一・長谷川寿一
飼育下ハシブトガラス若鳥の優劣形成における服従表出の性差
科学研究費基盤 (S) ワークショップ 「集合行動の認知・神経・生態学的基盤の解明」久留米プラザ 2017年9月
5. 高橋奈々・伊澤栄一・宮澤絵里・長谷川寿一
若年期ハシブトガラスにおける社会行動の性差
新学術領域研究「共感性の進化・神経基盤」第5回領域会議 2018年3月
6. 高橋奈々・伊澤栄一
若年期ハシブトガラスの優劣関係における服従行動はオス間で表出されやすい
日本動物行動学会 第37回大会 京都大学 2018年9月
7. Takahashi, N., Izawa, EI.
Sexual difference of subordinate response in the formation of dominance relationship
in captive juveniles of the large-billed crow (Corvus macrorynchos)
日本動物心理学会 第79回大会 専修大学 2019年10月
8. 高橋奈々・竹田和朗・伊澤栄一
ハシブトガラスの2個体間優劣関係形成時での劣位個体の心拍の性差検証
日本動物行動学会 第38回大会 大阪市立大学 2019年11月
10. 高橋奈々・伊澤栄一
Effect of corticosterone blocking on memory-based aggressive behavior in captive large-billed crow (Corvus macrorynchos)
P- 63 日本動物心理学会 第80回大会 鹿児島大学（オンライン開催）
11. 高橋奈々・伊澤栄一
PA-23 Do changes in peripheral corticosterone associated with dyadic dominance formation in large-billed crows (Corvus macrorhynchos)
日本動物心理学会 第81回大会（オンライン開催）
口頭発表（査読なし）
1. 高橋奈々
多角的検証に根ざした社会心理学の新たな可能性に向けて：ー若手による若手のためのー
日本社会心理学会第59回大会 ワークショップ 追手門学院大学 2018年8月
2. Takahashi, N., Takeda, K., Izawa, EI.
Sexual difference in heart rate response to dominant individuals in captive large-billed crows (Corvus macrorynchos)
International Student Symposium on Animal Behavior & Cognition 京都大学 2019年12月
3. 高橋奈々・竹田和朗・伊澤栄一
ハシブトガラスにおける 2 個体間優劣関係形成に伴う劣位個体の心拍の性差検証
第43回鳥類内分泌研究会 麻布大学 2019年12月
4. 高橋奈々・伊澤栄一
ハシブトガラスにおける2個体間優劣関係形成場面でのコルチコステロンの機能の検証
第45回鳥類内分泌研究会（オンライン開催）2021年12月